人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記ではなく、思ったことや印象に残ったことを不定期で更新します


by naopoohoo
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

無意識の偽物

ずっと思ってた事があって.
大好きな先輩からメールをもらって、返信をして・・・そのとき初めて言葉にしてみた.
ずっと考えてた事なのに、改めて言葉にしてみると新鮮な感じがするもんだね.



感受性って言う言葉があるけれど、
他人から見ればその「感受性」ってのが、豊かなのかも知れません.





青春時代、そう高専時代.
楽しく友人と過ごしたという思い出はとてもたくさんあるように思うのですが、実際に考えてみると本当にわずかなものだったりします.
逆につらかったことも、無限にあるように思い、実際に考えてみれば無限に出てきます.

無限に出てくるつらかった事柄は.ほんのわずかな楽しい事でカバーされてきました.
ほんの少しの幸せで、つらく哀しい事を我慢してきました.

クラスの子がちょっと話しかけてくれたという喜びで、男の子の中に一人で混じってやらされる体育の授業が我慢できたり.
クラスメートと寮食を1度一緒に食べたという喜びで、その後何日もご飯を抜く事も我慢できたり.

本当に小さかった.
男の子と一言でも話せれば、それはすごい嬉しかった.
先輩にちょっと話しかけてもらうだけど、本当に嬉しかった.
先生に、楽しそうにやってるねって言ってもらうだけで自信が持てた.
部活の後輩たちと何気なく話すやり取りがものすごく幸せだった.
寮で、何気なく誘ってくれて買う購買のシュガートーストがすごくおいしかった.

それだけで、残りの「独り」という時間が耐えられた.
友達を誘えなくて、行きたいのに行けなかった文化祭や参加できなかったクラスの行事
班長同士なのに話せなくてぽつんとしてた寮の行事 
指導寮生同士なのに話しかけられなくて、一人でいた指導寮生委員会


嫌だなって思う事たくさんあったけど、淋しいなって思う事たくさんあったけど、つらいなって思う事たくさんあったけど、それ以上に嬉しい事や楽しい事をわたしは敏感に察知して、人生を楽しんできた

他人からしたらものすごくしょうもないことが、わたしにとってものすごい幸せだった.
クラスメートと会話をするのは週に何回だったろう?
んーん、そんなことどうでもいいの.
1度も話した事がなかったとしても、たった1回話せただけで私は満足だったの.


だけど、それが間違ってたのかもしれない

それが心に負担をかけすぎてたのかもしれない

些細な事で喜べるように自分に言い聞かせて、無理をしてきたのかもしれまない


 わたしはしあわせ
 わたしはしあわせ
 わたしはしあわせもの・・・


そうやって、無理に自分を信じ込ませてきただけかもしれない

無理をしてるつもりなんてなかった.
疲れなんて気にした事もなかった

でも、今、心のエネルギーがなくなってしまって、ようやく気づいたのかも.



無理に幸せを感じようとしてたのかも.


きれいな風景で感じる幸せ.
友達に囲まれている幸せ.
飼っている鳥と遊んでいるときの何でもない時間.
大好きな人と一緒にいる時間.
家族とともにする食事

それを全て喜びとして、幸せとして無理に感じようとしていたのかもしれない

そんなふうに思っていないのに、、、わからない.
実際には.全然わかんない.


自分が感じる些細な幸せが、自分によって作り出されたものだったら・・・


美しい紅葉を見て、「こんな素晴らしい景色が見られる私って、なんて幸せ者なんだろう」
暖かい気持ちのよい温泉に浸かって、「こんな温泉に入って、私はなんて贅沢ものなんだろう」
おいしいものを食べて、「こんなおいしいものが食べられるなんて、私はなんて幸せなんだろう」
楽しい思いをして、「わたしはこんなに周囲の人々に恵まれていて、なんて幸せ者なんだろう」


これが、全て私の心が作り出した偽りの気持ちだったら・・・


納得がいく.
無意識に心のエネルギーを消費している事が全て理にかなっている事になる.
これなら、今までの症状が全て納得できる.

私の幸せが偽物だったって思ったら、全部片がつく.



温泉旅行もおいしいおやきも、バイトも研究室も・・・

みんな片がつく
偽物だったんだって
by naopoohoo | 2005-11-05 19:42 | 病んでること